食品スーパー売上高、11月の既存店は0.3%増、8ヵ月連続プラス
日本スーパーマーケット協会など3団体がまとめた全国食品スーパーの11月の売上高(速報値)は、既存店ベースで前年同月比0.3%増と8ヵ月連続のプラスとなった。
百貨店や総合スーパーと異なり、衣料品、住居関連商品の取り扱いが少ないため、気温上昇による季節商品の売れ行き不振の影響が少なかった。
主力の食品のうち生鮮3部門は0.5%増。水産(0.7%減)と畜産(0.9%減)は前年実績に届かなかったが、青果(2.8%増)と総菜(1.7%増)が伸びて全体をカバーした。
地域別では全国6つのエリアのうち、中部(0.6%減)と近畿(0.3%減)がマイナスだったが、他の地域はプラスを維持した。
大手食品スーパーの既存店売上高は、マルエツやカスミを傘下に持つユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングス(東京都千代田区)が1.4%増で8ヵ月連続のプラス、アークス(札幌市)が0.6%減で5ヵ月ぶりのマイナス、ヨークベニマル(福島県郡山市)が0.7%増で4ヵ月連続のプラスだった。