【ワタミ】 過労自殺訴訟で遺族と和解

2015/12/11 00:00
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 居酒屋チェーン大手のワタミは12月9日、2008年に新卒社員が自殺した件に関する訴訟で、遺族側と和解したと発表した。

 

 08年4月にワタミフードサービス(現ワタミ)に入社した女性社員(当時26歳)が、同年6月に自殺、長時間労働による過労が原因として労災認定されていた。

 

 遺族から提訴されたワタミは当初争う姿勢を見せていたが、社会的な批判が高まったこともあり、和解した。

 

 ワタミは15年4~9月期の連結営業損益が14億円の赤字(前年同期は10億円の赤字)となるなど業績不振が深刻で、介護施設事業を売却するなど財務の立て直しを図っている。

 

 今回の訴訟で企業イメージが悪化したことが業績に少なからぬダメージを与えているものと見られる。

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