【全国の人口】 老年人口が初めて年少人口の2倍以上に

2015/07/03 00:00
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 総務省が発表した住民基本台帳に基づく人口動態調査によると、2015年1月1日現在の全国の日本人の人口は1億2616万3576人で、前年に比べて27万1058人減った。

 

 死亡者数から出生者数を引いた自然減が26万6757人と8年連続で拡大した。死亡者数が1979年度の調査開始以来、過去最多となる一方で、出生者数は100万3554人で過去最少だった。

 

 年齢別人口では、14歳以下の年少人口が約1631万人で人口に占める割合が12.93%だったのに対し、65歳以上の老年人口は約3268万人で25.90%となり、初めて年少人口の2倍以上になった。

 

 都道府県別では東京、沖縄、埼玉、神奈川、愛知、千葉の6都県で人口が増えたが、他の41道府県では減少した。増加率が最も高かったのは東京で0.57%増、減少率が最も高かったのは秋田で1.27%減だった。

 

 三大都市圏では、東京圏(埼玉、千葉、東京、神奈川)の総人口(外国人を含む)は約3597万人で0.37%増えたが、名古屋圏(岐阜、愛知、三重)は約1143万人で0.07%減、関西圏(京都、大阪、兵庫、奈良)は約1848万人で0.22%減だった。

 

 全国の外国人の人口は2.97%増の206万2907人で、これを加えた日本の総人口は1億2822万6483人、前年に比べて21万1530人の減少だった。

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