【楽天】　国内EC流通総額が初めて２兆円を突破、14年12月期

2015/02/16 00:00

インターネットショッピングモールの「楽天市場」を中心とする楽天グループの国内電子商取引（EC）の流通総額は2014年12月期で前期比13.7％増の２兆100億円と初めて２兆円を突破した。楽天市場でスマートフォンなど携帯端末向けのサービスを強化したことや大型セールイベントを積極展開したことなどが寄与した。楽天市場における携帯端末での注文比率は44％にまで高まった。

楽天市場への出店店舗数は前期末に比べて554店舗減少して４万1442店舗となったが、１店舗当たりの流通総額は540万円増えて4810万円となった。

この結果、「楽天カード」のショッピング取扱高が35.1％増の３兆4600億円となるなど金融事業も好調で、楽天の14年12月期連結業績（国際会計基準）は売上高に当たる売上収益が15.4％増の5985億円、営業利益が17.9％増の1063億円となった。