【ワタミ】　15年３月期は営業赤字に転落、外食・介護ともに不振

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 ワタミは２月９日、2015年３月期通期の連結営業損益が13億円の赤字（前期は29億円の黒字）になりそうだと発表した。従来予想は13億円の黒字だったが、外食事業、介護事業ともに不振で営業赤字に陥る。

 14年４～12月期は居酒屋離れなどから国内外食事業の既存店売上高が前年同期比6.6％減と計画を大きく下回った。居酒屋「和民」や「わたみん家」など86店舗を閉鎖する一方、新規出店は10店にとどまったため、国内外食事業の全店売上高は10.2％減と２ケタの減収となった。

 また、介護施設の既存棟入居率も79.9％と振るわなかった。このため、15年３月期通期の連結売上高は従来予想を20億円下回る1520億円（前期比6.8％減）となりそうだ。

 業績不振店の減損損失など特別損失約12億円を計上することから、15年３月期の最終損益は70億円の赤字（前期は49億円の赤字）となる見通しだ。