【食品スーパー】中国では5分圏内が基礎商圏、流通経済研調べ

2011/01/25 10:03
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 流通経済研究所は中国・上海市内の食品スーパーで行った消費者調査の結果を発表した。それによると、中国の消費者の食品スーパー利用頻度は週に2~3回以上が約8割を占め、日本と同様に利用頻度が高い。

 

 一方、利用する食品スーパー店舗までのアクセス時間は5分未満が60.3%と過半数を占める。日本の首都圏では5分未満が12.4%、10分未満を含めても43.2%で、中国の食品スーパーは日本より商圏が狭いことがわかった。

 

 また、購買店数は「1点」が最も多く21.9%。3点以下が全体の59.5%を占め、10点前後が平均の日本と比べて購買点数は極端に少ない。中国では生鮮品の購入には市場を利用する消費者が多く、食品スーパーでの買い物は飲料や菓子の占める割合が高い。近所の食品スーパーをコンビニエンスストア代わりに利用している消費者が多いようだ。

 

 同研究所は昨年11月、中国の最大手スーパー、聯華超市の協力を得て店頭でのアンケート調査および面接調査を行った。

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