イズミヤが2009年3~11月期連結決算を発表、営業損益は1億円の赤字に、粗利益率悪化

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 イズミヤが発表した2009年3~11月期連結決算は、営業損益が1億円の赤字となった。消費者の低価格志向の高まりに対応するため、低価格食品スーパー業態「まるとく市場」を既存店からの業態転換で3店、新設で4店出店したほか、ユニー、フジとの共同開発PB(プライベート・ブランド)「スタイルワン」の投入アイテム数を160SKUにまで増やすなどしたが、全体的な販売不振を補えず、売上高は前年同期比2.6%減の2689億円となった。テナントからの賃料など営業収入も4.1%減の74億円となり、販売管理費を1.4%削減したものの営業赤字転落を避けられなかった。価格競争の激化などから売上総利益率は前年同期に比べて0.7ポイント低下し28.8%となった。逆に販売管理費率は31.7%と0.4ポイント上昇した。

 赤字店舗の閉鎖損失引当金36億円、固定資産の減損損失24億円、棚卸資産の評価損15億円など81億円を特別損失として計上したことで、純損益は63億円の赤字となった。

 10年2月期通期の連結業績は、営業収益3750億円(前期比1.6%減)、営業利益27億円(49.4%減)、純損益は53億円の赤字(前期は9億円の黒字)を見込んでいる。

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