2月の景気動向指数、2カ月連続悪化=感染拡大で消費低迷

時事通信
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内閣府が7日発表した2月の景気動向指数(2015年=100)速報値は、景気の現状を示す一致指数が前月比0.1ポイント低下の95.5となり、2カ月連続で悪化した。(i-stock/segawa7)

 内閣府が7日発表した2月の景気動向指数(2015年=100)速報値は、景気の現状を示す一致指数が前月比0.1ポイント低下の95.5となり、2カ月連続で悪化した。新型コロナウイルスの変異株「オミクロン株」感染拡大に伴う個人消費の低迷が響いた。基調判断は「足踏み」に5カ月連続で据え置いた。

 2月の一致指数は、速報値の段階で反映させた8系列の経済指標のうち、3系列がマイナスに寄与。感染拡大でまん延防止等重点措置が長期化する中、小売業や卸売業の販売額が振るわなかった。一方、部材調達難の緩和で自動車生産が回復し、製造業の生産や出荷はプラスに寄与した。

 数カ月先の景気を示す先行指数は1.6ポイント低下の100.9で、2カ月連続の悪化。内閣府幹部は「3月以降にウクライナ危機の影響が出てくる。原材料価格の高騰や供給制約など下振れリスクに注意が必要だ」と指摘している。

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