ピザにニョッキに離乳食まで!カリフラワー・ブームは日本にも来る!?
3秒に1枚売れる、カリフラワー・ピザの衝撃!
そんな加熱するカリフラワーの市場を牽引している企業が、CAULIPOWER(カリパワー)だ。創始者のGail Beckerは、グルテンに耐性がないセリアック病と判断された息子たちのために、グルテンフリーのピザを作りたいと、マーケティング会社の仕事を辞めて立ち上げた。2017年3月にホールフーズの30店舗でカリフラワー・ピザを販売すると、1000万枚以上の売上があり、現在は、ウォールマート、セーフウェイなど、約22,000カ所のアメリカの食料品店で購入可能となっている。カリフラワー・ピザの市場には、トレーダー・ジョーズなどの企業も参入しているが、カリパワーは、市場の93%を占めているとベッカーは見積もっている。同社のピザは現在3秒に1枚売れている勢いで、売上は今年1億ドルに達する見込みだ。
そんなカリフラワーの人気にあやかって、カリフォルニアの農家が今年カリリーニと呼ばれる新しい野菜を開発した。カリフォルニア州サリナスにあるMann Packing Companyが2年間内密に開発してきたもの。カリフラワーのような味がするが、より甘くて柔らかく、ベビーカリフラワーとも呼ばれている。全体がとても柔らかいので、茎も調理でき、無駄がほとんど出ないという。同社は1998年にブロッコリーニ(ベビーブロッコリー)を世界に広めたのと同じ栽培者で、ブロッコリーニが大成功したため、カリリーニにも期待しているという。今後数カ月以内に、アメリカの食料品店やレストランに展開される予定だ。
栄養素が豊富で、様々な調理法ができる上に、低炭水化物のカリフラワー。このカリフラワー人気が今後、日本にも浸透していくのか注目したい。