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2017年11月1日

[人手不足対策]
直面する採用難への対策として
効率化への取り組みが進む

Diamond Home Center

REPORT

Short handed

人手不足対策


直面する採用難への対策として効率化への取り組みが進む

少子高齢化の流れの中、生産年齢人口が減少の一途をたどっている。働き手の絶対数が不足している現状において、人材確保のために営業時間の短縮や業務量の削減を検討する動きが見られている。このような状況を打破する対策として注目を集めている人手不足解消やコスト削減を実現する取り組みを紹介する。(本誌:島野和久)

 

● 業務効率化による問題解決を推進

 

 流通小売業界は、深刻な人手不足になっている。中でも、ホームセンター(HC)は、総合スーパー(GMS)や食品スーパー(SM)業態に比べて、人材確保は、より大きな問題となる。多種多様な商品構成であり、説明の必要な商品が多いHC。ところが、従業員の担当売場は、企業によって差はあるが、GMSやSM業態と比べて、HC業態は2~3倍の広さの売場を従業員が担当しているといわれている。

 

 広い売場で煩雑な作業が強いられるHCにおいては、店舗におけるオペレーションの効率化は、重要であり、急務の解決課題である。

 

● 導入が始まっている業務効率化対策

 

人材不足も後押しして導入が進むセミセルフレジ
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 このような人手不足を打開するものとして、店舗オペレーションの効率化を図るために、支援システムや商品が登場している。そのひとつが、「セミセルフレジ」。バーコードスキャンのみチェッカーが行い、精算は客自身が支払機を使って行うシステムである。レジ待ちのストレス削減による顧客満足度の向上とともに、レジ業務の大幅な効率化を可能にしている。

 

 セミセルフレジ開発で先行している寺岡精工によると、同社の製品では、レジの生産性は約160%(同社比)と大幅に向上。レジ通過人数は従来の1人制レジの約1.6倍になることから、ピーク時間帯を少人数のレジチェッカーで対応できるようになる。

 

 また、金銭を扱わないため、チェッカーの心理的なストレス軽減につながる。また、短時間のレジ教育で、レジ業務未経験者にもレジ業務を任せることができ、少ないスタッフで効率よく業務を分担できると注目を集めている。

 

 店頭プロモーションの効率化から、ローコストオペレーションを見直すこともできる。その一例が、開けやすく、陳列しやすいパッケージとしてレンゴーが提案している「RSDP(レンゴー スマート・ディスプレイ・パッケージング)」だ。カッターを使用せずに簡単に美しく開けることができ、そのまま販促効果のあるパッケージとして陳列できる段ボール箱である。さらに、ワンアクションで、簡単に組み立て、折りたたみができる陳列什器「ラクッパ ディスプレイ」も採用が進んでいる。

 

 作業時間が軽減され、効率化を促進できることから、結果的にローコストオペレーションも実現できる。

 

 このように、人手不足解消対策として、業務効率化に取り組める余地は、さまざま残っているといえる。

 

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