セブンイレブンがドローンでの配送実験、ANAやアイン薬局と共同で

ダイヤモンド・リテイルメディア 流通マーケティング局
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セブンイレブンが配送実験で使用するドローン
セブン-イレブン店頭で扱っている商品と処方薬を、ドローンを使って離島に運ぶ

 セブン-イレブン・ジャパンは、ANAホールディングス(HD)、アインHD傘下のアイン薬局の3社共同で、ドローンを使った商品配送の実証実験を行う。「セブン-イレブンネットコンビニ」で注文された食品・日用品、およびアイン薬局の処方薬を博多湾の離島、能古島まで届ける。

 実験には福岡市、NTTドコモ、自動制御システム研究所も参加、12月2日から5日まで行う。「セブン-イレブン福岡小戸4丁目店」(福岡市西区)で取り扱っている商品を、福岡市のヨットハーバーから能古島まで商品を運ぶ。島内には3カ所の着陸場所を設置する。

 能古島には約720人が暮らすが、生活用品を扱う島内唯一の商店が2019年に廃業したため、島民は日常の買い物を島外の小売店や日用品宅配に頼っている。今回の実験では、注文した商品を3カ所の着陸場所のうち任意の場所で受け取れるようにする。

 セブン-イレブンネットコンビニは、スマートフォンアプリからセブン-イレブン店舗で販売されている商品を注文できるサービス。商品の注文後、最短60分(12月からは最短30分)で商品が届く。現在、北海道・東京都・広島県の一部エリアでサービスを実験的に行っている。

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