工具・作業服に特化 190坪の小型フォーマットに挑戦=本田屋 宇都宮元今泉店

ダイヤモンド・ホームセンター編集部
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プロショップ

 ジョイフル本田(茨城県/平山育夫社長)は2月2日、栃木県宇都宮市にプロショップ4号店となる「本田屋宇都宮元今泉店」をオープンした。同社によるプロショップの単独出店は2021年3月に開業した「本田屋柏豊四季店」(千葉県柏市)以来3年ぶりとなる。

本田屋 宇都宮元今泉店
本田屋 宇都宮元今泉店(栃木県・宇都宮市)
店舗の特徴・ポイント

●3年ぶりの単独出店、4店舗目
●売場面積190坪の最小店舗
●MDは工具・作業服に特化

 宇都宮元今泉店はJR東北新幹線「宇都宮」駅から北東約1.5㎞の場所にある。南北をつなぐ主要幹線道路の国道4号線がすぐのところにあり、クルマでのアクセスが良好だ。「ドラッグストア」の跡地に居抜きで出店した。

 商圏は10〜15㎞で、宇都宮市内の中心市街地と隣接する真岡(もおか)市の一部からの来客を見込んでいる。「宇都宮市は北関東いちばんの都市で、近くにはジョイフル本田宇都宮店がある。その衛星店舗としての役割を担う」とホームセンター事業部の寺澤巧氏は話す。

 商圏内には建築・土木・鳶・大工といった職種のプロが偏りなくいる。

 宇都宮市内に競合店は工具・金物専門店や、作業服専門店がある。また6月にはホームセンター企業が運営する総合プロショップがオープンする予定だ。

寺澤巧氏
ホームセンター事業部
寺澤巧氏
地域のお客さまに信用して頂けるように、日々売場を進化させていきます

 宇都宮元今泉店の売場面積は約190坪と同社の最小規模である。これまでの本田屋の商品政策(MD)を踏襲しながらも、限られた売場面積を最大限生かすために、工具と作業服の2つのカテゴリーに特化させた。

 資材、電材、水管、住設用品は取り扱わない分、工具は既存店と遜色ない品揃えで、作業服はさらに深掘りした。

 売場は入口から見て右側半分が工具、左側半分が作業服となっている。工具は電動工具や、先端工具、手工具、装飾品など約1万2000SKUを取り扱う。

 電動工具は右側の壁面一面を使って視覚的にもインパクトのある売場づくりを行う。品揃えではとくに腰袋やヘルメットなど、作業服と相性のよい装備品、装飾品を充実させた。本田屋で初めてインパクトドライバー、工具箱のカスタムラッピングにも対応する。

 作業服は「寅壱」「BURTLE」といった職人から支持の高いブランドを中心に売場を構成する。それに加えて、TSDESIGN(ティーエスデザイン)、STUD(スタッズ)、Dinnovation(ディノベーション)といったブランドを新たに投入した。安全靴は品揃えを強化。スライド式什器を導入し、限られたスペースでより多くの商品を展示できるように工夫した。

 物販だけでなく、サービス面を充実させているのも本田屋の特徴の1つだ。ユニフォームの刺しゅう、ヘルメットの名入れ、名刺やゴム印の作成といったサービスを実施。オープン以降、実際に受注も多いという。

 ジョイフル本田は「本田屋」の出店強化を重点施策の1つに掲げている。6月には5号店「本田屋立川幸町店」を東京都内に出店。今後も継続的に新規出店していく方針だ。

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