福岡・北九州の商業施設内に出店! ロピア北九州リバーウォーク店売場レポート

矢野清嗣
Pocket

標準スタイルの精肉売場

 精肉売場は約50坪で標準スタイルの売場となっている。入口から見て右側の壁面32尺に牛肉を並べ、正面壁面8尺で牛肉、36尺で豚肉やひき肉を展開する。

 牛肉は昨年8月に福岡県新宮町に開店した「福岡新宮店」と同様に、8尺のスペースを使って「食べ比べ」と称して自社オリジナル「みなもと牛」と「佐賀牛」の「国産牛ステーキ盛り合わせ」を100g398円、約500gのパックを2000円前後で販売していた。売場には「ロピアの会長とバイヤーが厳選しています」「食べ比べてみなもと牛の美味しさをためして下さい」などのメッセージが添えられており、自社ブランドの「みなもと牛」に対する自信が伝わってくるような演出がなされいる。国産豚肉は大阪府高槻市にある高槻精肉プロセスセンターからの納品となっている。

みなもと和牛の「サーロインステーキ用広島県産」(100g699)

 平場は3ゾーンで編成。1台目はエンドに日替わり商品を配置し、定番商品を22尺で展開する。前列には「メガ盛」、背面に「博多地鶏」「みなもと鶏」などを陳列。2台目は「国産鶏」とコロッケ、チキンナゲットなどの加工品、3台目は冷凍肉、馬刺しやホルモン、エンドではローストビーフを配置する。背面にはプリコギなど味付け肉を配置。1個298円、4パック1000円で販売していた。

圧倒的人気のピザ

 総菜売場は種通路に面した約20坪のスペースで展開。壁面は冷凍什器12尺でレンジアップ商品、冷蔵ケース12尺でサラダ、調理場と一体となった8尺のスペースでピザを販売する。精肉売場内、加工肉のエンドでも6尺のピザのコーナーを設けていた。

 調査日は「マルゲリータ」(399円)を日替わりの目玉商品として売り出しており、開店時に山積みだった商品が、昼前にはすべて売れ切れていた。売場の前にお客が行列をつくり、陳列すると同時に売れてしまうような状態で、まるで人気ピザ専門店のような様相だ。日替わり以外では、「シーフードピザ」(580円)、「牛カルビピザ」(620円)など10品目を揃えている。

総菜売場では肉系のメニューが充実。写真は「ポークNIKU焼売」(5個入り350円)

 メイン通路では6尺×22尺の平台で広告商品の売れ筋「ロピキチ4枚入」(600円)、「ロピアキンパ(牛カルビ)1パック」(400円)、「ポーク肉焼売10個入」(600円)、「カニ、イクラ贅沢のせサーモンハラスの炙り重」(1380円)など肉系のメニューが充実。「肉たっぷり酢豚」「豚レバニラ」(699円)など中華メニューも目を引く。

 壁面の冷凍ケースではグループ会社である利恵産業の「小籠包」「海賊風パエリア」などを配置、この商品が定番商品になった。サラダ系は12尺で「チョンレギサラダ」「シーザーサラダ」(各580円)などを販売する。

 総菜はピザをメインに打ち出し、ピザを買いに来るお客を集めようとする仕掛けにしているようだ。

 後編では日配・加工食品などの売場を見ていきたい。

(店舗概要)
所在地 福岡県北九州市小倉北区室町1-1-1 リバーウォーク北九州 地下1階
開店日 2023年10月31日
売場面積 約530坪(歩測)
営業時間 10:00~20:00
駐車台数 800台

1 2

関連記事ランキング

関連キーワードの記事を探す

© 2024 by Diamond Retail Media

興味のあるジャンルや業態を選択いただければ
DCSオンライントップページにおすすめの記事が表示されます。

ジャンル
業態