オーケー最新店「青葉台店」レポート 冷凍食品売場がさらに進化

2023/03/23 05:55
大宮 弓絵 (ダイヤモンド・チェーンストア 副編集長)
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鮮魚は全体の半分近くが
冷凍商品の売場に

 実際に売場を見ていくと、生鮮の鮮魚、精肉でも冷凍素材を豊富に揃える。これは近年のオーケーの売場ですでに行ってきたことだが、取材時にはユニークな独自商品の数々が目にとまった。
  
 たとえば鮮魚売場では、フレッシュ商品とほとんど同じくらい売場を割いて、冷凍の素材や加工品を販売する。

05 鮮魚部門の冷凍商品売場
鮮魚部門の冷凍商品売場

 加工品では、近年オーケーはレンジアップするだけで食べられる簡便商品を拡充している。こだわりのレンジアップ商品を揃えるオリジナルシリーズ「漁港食堂」では、焼き魚や鍋を揃える。鍋は寒い時期限定で販売する商品で、一定の支持を得ているという。

近年オーケーはレンジアップするだけで食べられる簡便商品を拡充している
近年オーケーはレンジアップするだけで食べられる簡便商品を拡充している
寒い時期限定で販売する、オリジナルの冷凍鍋
寒い時期限定で販売する、オリジナルの冷凍鍋

部門間で連携し
商品開発を推進

 精肉部門でも売場の一角に冷凍肉のコーナーを展開。ここでも加熱するだけで食べられる商品が充実している。近年は、鮮魚、精肉のバイヤー同士でも連携を図りながら商品開発に注力しているようで、独自商品や、他店で見られない商品を並んでいた。

 とくに焼き鳥は大きくコーナー化し、モモやねぎ間などの一般的なメニューだけでなく、カシラやホルモン、レバーなど合わせて10種類以上を扱い、POPを使ってフライパンを使ったおいしい焼き方も紹介している。

冷凍焼き鳥は10種類以上を揃える
冷凍焼き鳥は10種類以上を揃える

 また、近年商品開発を進めてきた冷凍ミールキット商品では、米飯とともに加熱するだけでボリューム満点の炒飯ができる商品を提案していた。

米飯とともに加熱するだけでボリューム満点の炒飯ができる商品
米飯とともに加熱するだけでボリューム満点の炒飯ができる商品

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記事執筆者

大宮 弓絵 / ダイヤモンド・チェーンストア 副編集長

1986年生まれ。福井県芦原温泉出身。同志社女子大学卒業後、東海地方のケーブルテレビ局でキャスターとして勤務。その後、『ダイヤモンド・チェーンストア』の編集記者に転身。

最近の担当特集は、コンビニ、生協・食品EC、物流など。ウェビナーや業界イベントの司会、コーディネーターも務める。2022年より食品小売業界の優れたサステナビリティ施策を表彰する「サステナブル・リテイリング表彰」を立ち上げるなど、情報を通じて業界の活性化に貢献することをめざす。グロービス経営大学院 経営学修士

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