食材の量り売りを初導入!関東圏最大の売場面積を誇る「無印良品東京有明」の食品売場をレポート
4種類のお茶をテイクアウトで販売
銀座店でも導入した「ブレンドティー工房」では、32種類のオリジナル茶葉を量り売りで提供するほか、東京有明店初の試みとして、季節ごとに4種類のお茶をテイクアウト方式で販売する。取材時は「りんごルイボス」「バニラほうじ茶」(いずれも280円)などを取り扱っていた。
銀座店のほか、複数の店舗でも展開している青果売場では、生産者から直接仕入れた旬の食材を約50種類販売する。取材時は、サラダや浅漬けとして食べられる「オレンジ白菜」(210円)をおすすめ商品として紹介していた。また、青果売場に併設したキッチンカウンターでは、朝食や夕食のメニューを「今日のこんだて」として、健康的な食生活をサポートするレシピ提案を行う。
そのほか、無印良品でおなじみの飲食店「Café & Meal MUJI」や、銀座店でも導入した「ジューススタンド」を展開。また、1階では食品以外に、無印良品では初めて観葉植物などの「グリーン」売場を設けた。既存店でも商品の販売はしていたが、大きくコーナー展開するのは東京有明店が初となる。約300種類の植物を取り扱っており、これまでは鉢と植物はセットになっていたが、同店では好みに応じて選べるように別売りで販売する。
東京有明店では食品売場以外でも、「空間を売る」をテーマに、インテリア相談や掃除サービス、リフォーム相談、DIYの手助けなど、新たな試みをたくさん導入している。良品計画の金井政明会長は、オープン前の内覧会で「今後は(人口の多い)政令指定都市に東京有明店のような店舗をつくっていきたい」とコメントしており、同店での施策の成果が、今後の無印良品の大型店舗の出店に大きく影響するとみられる。