”ちょっと未来が行き交う場所” 次世代型エキナカ商業施設「エキュート秋葉原」 の新奇性とは
新たなモバイルオーダー機能を導入
そのほか、モバイルオーダーやデリバリーサービスの導入も進めている。
JR東日本では25年4月より、モバイルオーダー機能「JRE MALL オーダー」の提供を開始しており、エキュート秋葉原でも4月21日から同サービスを導入。モバイルオーダーの利用客は、電車で移動している時間にスマホで商品を事前注文し、エキュート秋葉原に到着後、施設内のショップで注文した商品をすぐに受け取ることができる。
さらに、25年10月以降は、JR中央線・総武線(各駅停車)のホーム上に専用のロッカーを設置し、JREモバイルオーダーで注文した商品のロッカー受け取りが可能になる予定だ。
蒔苗氏は「(ホームがある)2階以上で乗り換えが済んでしまう人だと、1階のエキュート秋葉原まで降りてくる機会が少ない。より多くのお客さまに商品を届けられるサービスを構築することで、クイックかつ利便性の高い購買を実現させたい」と話す。
そのほか、デリバリーにおいては、menu(東京都/信田篤男社長)が運営するフードデリバリーアプリ「menu」に「エキュート秋葉原」として出店した。これにより、お客はエキュート秋葉原施設内で営業している一部店舗の商品を、一度に注文できる。なお、施設内23ショップのうち、デリバリーに対応しているのは13ショップとなっている。
これらの施設内のオールキャッシュレス化やセルフレジをはじめ、モバイルオーダーの実装など、エキナカ施設のあらたな姿を実現するエキュート秋葉原。蒔苗氏は「駅というのは、海外の方も含めたさまざまな特性の人たちの通り道となる“日常的な場所”。だからこそ、その日常に寄り添うかたちで、少し先の未来を表現した実験的な商業施設にチャレンジすることに、大きな意義があると考えている」と意気込んだ。






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