住宅立地のモデル店舗となるか、ロピア若葉台店の売場レポート

矢野清嗣
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ロピアのモデル店舗?

 ロピアは建物の形状に合わせて売場づくりをしているケースが多く、標準フォーマットがどのような売場なのかを定義するのが難しいが、この若葉台店は、生鮮一体型“ではない”スタイルでは、モデル店舗に近いのではないかと筆者は考える。

 若葉台店は、生鮮食品から日配までの売場配置にリズムがあり、酒類、飲料、加工食品、菓子、パン、冷凍食品、アイスクリームの配置も非常に機能的で、商品構成も売れ筋からこだわりまで幅を持たせており、多様なニーズに対応できる売場となっている。通路幅も広く、レジ対応もできているためそれほどレジ待ちも気にならない。住宅街立地においてロピア本来のコンセプトを具現化した店舗と言っていい。

 あえて課題を挙げるとするならば、駐車場問題だ。若葉台店の駐車場の台数は130台と、店舗規模を考えるとやや少なく、調査期間中は常に駐車場が混み合っていた。週末と祝日は直線距離で約800mの場所にある「ヤマダデンキ」「コーチャンフォー」の駐車場と契約し、無料送迎バスを運行することで対策をしているものの、平日の混雑という課題は残されたままだ。広域集客を強みとするだけに、頭が痛い問題であることだろう。

(店舗概要)
所在地 東京都稲城市若葉台3-10
開店日 2023年9月21日
売場面積 約600坪(歩測)
営業時間 10:00~21:45
駐車台数 130台(週末は契約駐車場あり)

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