JR西日本は12月11日、大阪駅西側に駅直結の大型複合ビルを開発すると発表した。大阪中央郵便局跡地を含めて再開発し、オフィスや商業施設、劇場などを備えた複合ビルを建設する。日本郵便やJTBなどが共同事業者となり、2024年3月の竣工を予定する。
約1万2920平方メートルの敷地に、地上39階(地下3階)・高さ約188メートルのビルを建てる。地下1階から地上6階が商業施設、11階から27階がオフィス、29階から38階が客室数約400室のホテルとなる予定だ。5階から8階には座席数約1200席の劇場も入る。
地上7階と8階にはホテルの宴会場を設け、国際会議や劇場との一体利用のニーズに対応する。商業施設の中央部には4層吹き抜けのアトリウムを設けるほか、旧大阪中央郵便局舎の一部を保存・移設する。商業施設の総賃貸面積は約1万6000平方メートルとなる見込みだ。
JR西日本では大阪駅西側に新たな駅ビルの建設も計画しており、地上23階建て・高さ約120メートルの新駅ビルが24年秋に開業する予定だ。