ライフさん、はしゃぎすぎ!
本連載の担当の方から、「恵比寿のライフはもう行かれましたか?」というメールが来ました。
「恵比寿にライフ?」と検索をかけると…なるほど旗艦店的な大きな店ができたんだ! というわけで、今年の4月1日付で私の正式な弟子になった立川のの一(23)と一緒に出掛けてみました。
5月に亀戸に行った際、「カメイドクロック」なる商業施設ができており立ち寄ってみると、地下に「ライフが今やりたいことをすべて詰め込んだ、やりたい放題の大充実店舗」を展開しているのを見ていたので、おそらく同じような感じだろうと思いきや……いやいやもうワンランク、もといツーランクぐらい”上”をめざした店舗でしたよ!!!
とくに総菜やグロサリー売場では、通常店舗ではもちろん、ほかの旗艦店的な店舗でも見かけないような商品がちらほら。恵比寿ガーデンプレイスの地下にあるからってはしゃぎすぎだろライフ…!
商品自体もそうですが、商品が並べられている棚の高さが小気味よく段違いになっており、通路を歩く際なんだか少しウキウキする。これって偶然そうなっているんじゃなくて、考えてそうしているんですよね? まぁ「たまたまです」と言われてもそんなに傷つかないので大丈夫。
また、全体的にライトの照度を強めにして店内を明るくするのはかなりスタンダードな方法だとは思ってますが、商品の下からライトを当てて目立たせアクセント付けていた箇所がいくつかあり、デパートの1階にある化粧品売場みたいな雰囲気を醸し出していました。そこはやはり、なんとなく高級なイメージのある恵比寿という街に合わせたのでしょうか。
調子に乗って爆買いした結果……!
さて、われわれが訪れたのはかなり遅い時間だったので、総菜に値引きのシールが貼られていたのですが、そのシールが赤じゃなくて緑色なことにびっくり!
確かに緑のシールのほうが、赤よりも”値引きされてます感”が少ないのかも。このときは「恵比寿で値引き品を買う」ことに後ろめたさを感じる人への配慮かなと勝手に想像していたのですが、幡ヶ谷のライフでも緑色のシールに変わっていたので、おそらく全店舗での変更。ついでに恵比寿に住む人が金持ちというのは私の偏見。
そんなことを弟子ののの一に語りながら店内を回っていたら、当人がレポートを描いてくれました。
調子に乗って今まで行ったライフで見たことのない総菜(※値引きシール付き)を中心にカゴ入れていたらとんでもないことに!当たり前ですが値引きされていてもタダにはならないのです!
「いや~買った買った」と外へ出ようとしたら、ライフの自然派プライベートブランド「ビオラル」のコーナーが少し離れた場所にあることがわかり、再び入店。
のの一(ちなみに日大芸術学部の落語研究会出身の女の子)が「この飲むヨーグルト美味しいんですよね!」と言うので、それを持って再びレジへ行き購入。
よし帰ろう!と辺りを見渡すと…「え?明治屋ストアも入ってるの?」
恵比寿三越跡地にはライフだけでなく明治屋が入っていることをその時知りました。明治屋はライフよりも閉店時間が早くすでに閉まっていたので、
「近いうち、明治屋ストアの開いている時間にまた来よう」
と帰路に。
明治屋のアジフライは衣まで旨い!
そしてわずか2日後、再び恵比寿へ。
閉店間近の明治屋に滑り込み、総菜コーナーをめざすも、置かれていたのは値引きシールが貼られているアジフライ1パックのみ。
値段はやっぱり私の生活レベルからするととまあまあ高め…いや見栄を張ったな、結構高い!
しかし半値だし、味を確かめねばと購入。ちなみにこのアジフライ、衣が旨い!アジ自体も旨いのですが、やはり衣、そして油がいいのでしょう、悔しいけど高いなりの味がちゃんとする。
まぁ私にとって明治屋は自分用というよりも、贈答用で何かを探すときに最適といった位置づけのスーパー。ちょっといいものを割と小さめのサイズでたくさん取り揃えてあるので、知っておいて損はないのです。
2日後、2回目のライフでも爆買い
で、再び隣のライフへ。
この日も緑のシールに引き寄せられ焼肉用の肉など多数購入。っていうか、肉うまし!!
これだけのポテンシャルを持っていてこの立地。イベント開催時に総菜の仕出しサービスをするとか、周辺エリアとの連携策を増やしていったらさらに盤石なんじゃないでしょうか。
それにしても近くに住んでる人が羨ましい。まあ私も、「往復の電車賃をかけても損はない射程圏内スーパーリスト」に恵比寿のライフを加えましたが。
ちなみに、恵比寿ガーデンプレイスの地下という”おしゃれ立地”ならではなのか、目立った案内看板などはないので、来店の際は迷子になる可能性あります。でも、落ち着けば必ずたどり着きます。
立川志ら乃
1974年2月24日生まれ。98年3月、立川志らくへ入門。2012年12月に真打ち昇進。16年7月に「スーパーマーケットが好きである」ことを突如自覚。スーパーに関する創作落語に「グロサリー部門」「大豆なおしらせ」など。寄席やイベントなどのスケジュールは下記Twitter・ブログをご参照ください。
Twitter:@tatekawashirano