旧店の約8倍! 世界最大の「無印良品 広島アルパーク」に見る独自の地域密着戦略
松尾 友幸 (ダイヤモンド・チェーンストア 記者)
ヘアケア商品の量り売りを初導入
無印良品では地域密着と並行して、長年環境配慮の取り組みやサステナブルにつながるサービスも追求している。広島アルパーク店では、既存店で導入済みの洗剤の量り売りに加え、シャンプーやコンディショナーなど10種類のヘアケア商品の量り売りを無印良品として初導入した。お客は持参したボトルに商品を詰めてもらうことができる。100gから必要な分だけ購入可能だ。
無印良品初導入のヘアケア商品の量り売り
また、2階の「MUJI BOOKS」では「古紙になるはずだった本」を販売するほか、CD・DVDの回収ポストも設置。資源の再利用がねらいで、回収物は幼稚園などの施設に寄付されることになっている。
「MUJI BOOKS」では「古紙になるはずだった本」を販売する
記事執筆者
松尾 友幸 / ダイヤモンド・チェーンストア 記者
1992年1月、福岡県久留米市生まれ。翻訳会社勤務を経て、2019年4月、株式会社ダイヤモンド・リテイルメディア入社。流通・小売の専門誌「ダイヤモンド・チェーンストア」編集部に所属。主に食品スーパーや総合スーパー、ディスカウントストアなど食品小売業の記者・編集者として記事の執筆・編集に携わる。趣味は旅行で、コロナ前は国内外問わずさまざまな場所を訪れている。学生時代はイタリア・トリノに約1年間留学していた。最近は体重の増加が気になっているが、運動する気にはなかなかなれない。