完成に近づく!ヨークベニマル300坪小型フォーマット、仙台小松島店を徹底分析!

取材・文:阿部 幸治 (ダイヤモンド・チェーンストア編集長)
Pocket

ヨークベニマル仙台小松島店

ヨークベニマル仙台小松島店

〒981-0905 宮城県仙台市青葉区小松島4-14-30
電話:022-728-7011
仙台市地下鉄南北線「台原」駅より徒歩で21分

見どころ
▶売場面積300坪モデルの完成度の高さ
▶広々とした青果・総菜・鮮魚からなるゾーンの魅力の打ち出し
▶食パン1枚から販売して対応する、組み合わせ食ニーズや適量ニーズ

 ヨークベニマル(福島県/真船幸夫社長)は2021年12月、300坪タイプの小型店「ヨークベニマル仙台小松島店(以下、小松島店)」をオープンした。売場面積は302坪。自社運営の商業施設内への出店で、歯科クリニックや整骨院、コインランドリーなどで構成される。

 小松島店は、仙台駅より北に約4㎞の距離にあり、店舗近隣は住宅街が広がる。基本商圏とする半径1㎞圏内の人口は2万6303人と多い一方で、約1㎞離れたエリアにフレッシュフードモリヤ旭ヶ丘店、みやぎ生協台原店があるだけの競合が緩やかな立地である。

 ヨークベニマルにとって300坪クラスの都市型小型店は、同じ仙台市内に18年11月オープンしたヨークマルシェ大和町店(301坪)を1号店に、21年2月に「宇都宮」駅近くにオープンさせた389坪の今泉店に次いで、小松島店で3店舗目となる。

 大和町店は、青果からスタートし最終コーナーに総菜を配置するレイアウト。700坪の標準店をコンパクトにした店というイメージだった。一方、今回の小松島店は、

続きを読むには…

この記事はDCSオンライン+会員限定です。
会員登録後、DCSオンライン+を契約いただくと読むことができます。

DCSオンライン+会員の方はログインしてから閲覧ください。

1 2

取材・文

阿部 幸治 / ダイヤモンド・チェーンストア編集長

マーケティング会社で商品リニューアルプランを担当後、現ダイヤモンド・リテイルメディア入社。2011年よりダイヤモンド・ホームセンター編集長。18年よりダイヤモンド・チェーンストア編集長(現任)。19年よりダイヤモンド・チェーンストアオンライン編集長を兼務。マーケティング、海外情報、業態別の戦略等に精通。座右の銘は「初めて見た小売店は、取材依頼する」。マサチューセッツ州立大学経営管理修士(MBA)。趣味はNBA鑑賞と筋トレ

関連記事ランキング

関連キーワードの記事を探す

© 2024 by Diamond Retail Media

興味のあるジャンルや業態を選択いただければ
DCSオンライントップページにおすすめの記事が表示されます。

ジャンル
業態