卸オリジナル商品市場、健康志向、時短調理などに対応した商品が続々
健康志向対応のこんにゃく麺や、冷凍フルーツに注目
グロサリーや日配、冷凍食品、酒類などを展開する国分グループ本社のオリジナル商品は、厳しい市場環境のなか22年度は前年並みの着地となった。この秋は、トレンドの韓国グルメを取り入れ、機能性表示を取得した「韓にゃくめん」シリーズを新発売。低糖質・低カロリーのこんにゃく麺は近年伸び悩み傾向で、カテゴリー内での差別化を図った商品を展開する。機能性関与成分であるセラミド含有のこんにゃく麺と、モランボンと共同開発した韓国冷麺たれを合わせた商品だ。
一方、伊藤忠食品では、山形県の特産フルーツを凍眠凍結した商品を発売。ぶどうの女王とも呼ばれるシャインマスカットと、西洋梨のなかで最も人気のある品種のラ・フランス、一粒の大きさが7g前後で、甘みと酸味のバランスのよい佐藤錦のさくらんぼの3種類を展開する。凍ったまま食べればカリッと、半解凍でシャリッとした食感が楽しめる。価値のある商品の投入で売場を盛り上げていく。