煮豆とはどう違う?マルヤナギ小倉屋の蒸し大豆シリーズに“ひき肉”のように使える商品登場

2023/05/04 05:55
上妻 英夫(KIプレス)
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 おいしさが徐々に認知された蒸し大豆シリーズ

 「蒸し大豆」シリーズは、最初から支持されたわけではない。大豆を水煮するのと蒸すのでは、見た目と生産性で水煮の方がが上回っている。「味はバツグンに蒸し大豆」だったというが、当初売れなかった。だが、その後、商品開発を辛抱強く続け、こだわりの蒸し大豆のおいしさが徐々に浸透していった。

マルヤナギ小倉屋の柳本勇治社長
マルヤナギ小倉屋の柳本勇治社長

 同社の柳本勇治社長は「わが社の社風や商品開発の基本方針は、社訓に掲げるとおり『心を高め、マルヤナギフィロソフィを実践することが、経営を伸ばし、人生を豊かにする』というもの。全従業員の成長とより高いやりがいの実現こそ一番大事だと考えています」という。

 昨年3月以降、「蒸し大豆タウン」という自社の専用サイトで蒸し大豆ファンづくりのための情報を発信している。SNSを通して蒸し大豆ファンが増えていて、料理のレシピから調理に関した貴重な情報が集まっている。

 「蒸し大豆のリピート客は急激に増えていますが、現状では、わが社の独自調査では「お肉の代わりに使う」のは市場の1%程度で、『蒸し大豆』の市場拡大の可能性はまだまだありそうです。最近、代替肉や大豆ミートなど、話題が続いていますが、肉と蒸し大豆の1対1、ひき肉の調理に使いやすい商品には自信を持っています」(柳本勇治社長)

 「肉の半分を蒸し大豆にするだけで脂質カット&食物繊維アップ」「たんぱく質や食物繊維など大豆の栄養も手軽に取れる」「ミンチタイプなのでハンバーグやパスタなのでひき肉の代わりに使える」など、新商品の使いやすさをアピールしている。

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