2022年初は厳しい寒さが到来!? 天気予測から考察する食品スーパーの注目カテゴリー
この連載では毎月、気象庁の発表する「3か月予報」の中で“最も未来”(3か月目)の予報をベースに、ウェザーMDの実践方法を紹介していきます。今回は、気象庁2021年10月25日発表の「3か月予報」をベースにした、2022年1月のウェザーMDのポイントを解説します。流通小売企業に関わる皆さまの、計画立案の参考になれば幸いです。
2021年1月の天候をおさらい
まず、前年1月の天候を振り返ります(図表①)。2021年1月、上旬は前月末からの寒波の影響が続き、上旬後半には、またさらに強い寒気が南下した影響で全国的に寒さが厳しく、北陸などではドカ雪となりました。中旬は寒波の影響がおさまり、全般におおむね平年並の天候でしたが、下旬は目立った寒気の南下がなく、日本海を通過した低気圧に向けて南寄りの風が強まることがあったため、西日本中心に各地で高温傾向となりました。年間で一番寒い時期が、比較的穏やかな陽気だったということになります。
月間トータルの気温でみた場合、北陸、東北、北海道では平年を少し下回りましたが、それ以外の地域は平年を少し上回る結果となりました。一見、変化の小さい気候だったと捉えがちですが、時季によって大きく違ったのが2021年1月の特徴でした。
2021年1月の、特筆すべき天気に関する出来事は図表②のとおりです。客足や販売動向に影響していると思われるものもあります。実績データの検証をされる際、あるいは前年のデータをもとに今年の予算を立てる際など、参考になさってください。
2022年1月の予報
2022年1月の予報のポイントをまとめます。
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