「ウッドエバープロテクト」ユーザーの声を取り入れた新たなカラーバリエーションで登場=アトムサポート
古材風に仕上がりやすく、メーンの茶系と合わせやすい色を提案
こうした新展開の要因となったのは、ユーザーの声だ。同じく同社営業推進戦略室の関口秀美氏は「DIYショウのブースに来ていただいた一般ユーザーや、バイヤーなどへのアンケートのほか、DIY専門店のワークショップに集まる方々への意見収集の結果、より多様なエクステリアや、外壁の色に合わせやすい色へのニーズが高いことがわかりました」と言う。
こうしたトレンドを受けて、今回は、「オールドブラウン」「チャコールブラウン」などのほか、これまであまりなかったブルー系、グレー系の色を用意。メーンとなる茶系と合わせやすく、古材風に仕上がるオールドテイストカラーの充実を図った。また従来商品から色によって200㎖、7Lの容量のバリエーションを増やし、多様な使用シーンにマッチした容量が選べるようになっている。
「昨年以降、コロナの影響を受けて家庭で過ごす時間が増え、住まいをより快適にしたいというニーズから塗料の需要も伸びています。当社としては、ビギナー層でも安心して塗料が使えるよう、YouTubeでのコンテンツ配信に力を入れており、初めての方でもペイントが成功できるようサポートしていく方針です」(鹿山室長)。
木製家具などインドアの木部用塗料へのニーズも高まっており、同社製品の「水性アトム自然カラー」も好調。とくに明るい色合いのカラーの人気が高いという。同社では、こうした新たな需要層の開拓・定着に向けて、情報発信や商品開発に力を入れていく方針だ。