ドン・キホーテがPB「情熱価格」をリニューアル 国内外3兆円めざすために狙うこととは?
新ロゴ・新ブランドライン展開で強いインパクトをねらう
二つめは、「情熱価格」ロゴマークの刷新だ。これまで、「情熱価格がドン・キホーテのPBであるという認知があまりされていなかった」(森谷氏)ため、ドン・キホーテの頭文字「ド」を大きく配置し、インパクトを重視したロゴマークに変更する。また、PPIHグループの海外店舗でのPB展開も視野に、「情熱」の英字表記「JONETZ」も盛り込んだ。
三つめに、とくに強い自信を持って販売するフラッグシップアイテムを、新ブランドライン「ありえ値ぇ情熱価格」として展開する。「ありえ値ぇ!」の文言を、新ロゴとともにパッケージに大きく掲載し、驚きのある商品であることを直球でアピールしていく。発表会では新商品の例として「ワイヤレスヘッドホン一体型VRゴーグル」(本体価格3980円)が紹介され、発表会にゲストとして出席した高橋英樹氏・高橋真麻氏が実際に装着。使用感と3980円という激安価格に、PPIHの狙い通り「ありえない」と驚く場面もみられた。
吉田社長は、「今回のリニューアルには、コロナで世の中が沈みがちな今だからこそ、せめて普段のお買物ではワクワクして欲しい。そのためには、ありったけの情熱を注いでいく」と発表を締め括った。