良品計画、25年秋冬新商品を発表! カレー・バウムクーヘンに続く”新たな定番商品”は
北海道のソウルフード「スープカレー」が登場
2つ目の「毎日の食卓をサポート」では、鍋ひとつで調理できる麺類を中心に、簡便商品を充実させる。主力のレトルトカレーは、これまでコアなファンに刺さるようなエスニックメニューが多かったが、今年度は“ジャパニーズカレー”に力を入れる。北海道のソウルフード「スープカレー」を新しくラインアップし、「真昆布だしとトマトのスープカレー」「北海道味噌と豆乳のスープカレー」など優しい味付けの商品を拡充する。

麺類では、岩手県の名物料理「盛岡冷麺」が、不動の売上1位である「バターチキンカレー」を一時期上回るほどの人気商品に育っている。これを受け、同商品の秋冬版として新たに「盛岡温麺」を加え、「牛だしスープ」「ユッケジャンスープ」の2種類を販売する。

3つ目の「季節を楽しむ商品群の強化」では、クリスマスや年始、バレンタインといったイベントシーズンに向けた新商品を展開。人々が集う団らんの場に彩りを添えるような商品により、季節ごとの暮らしの楽しみを提供する。
これまでの無印良品のクリスマス商品は、菓子類が中心だったが、今回、「魚介パエリアの素」や「ミートグラタンの素」などのおかず系の新商品を追加し、提案の幅を広げている。

また、年始には、昨年好評を集めたお年賀商品を今年も展開する。「ドリップコーヒー」や「チョコようかん」「ブールドネージュ」などに午のイラストをあしらい、気軽なギフトとして訴求する。そのほか、「いちごとミルクの紅白カットバウム」「出雲そば」など、正月シーズンならではの商品を販売する。

バレンタインの重点商品であるチョコレートは、「不揃いバウム」に並びつつあるほど売上を伸ばしている商品群である。たとえば、インドネシア・スラウェシ島のカカオ豆をライムと合わせて発酵させた「ライム発酵のカカオ」シリーズからは「レーズントリュフ」のほか、同シリーズのチョコレートを素材とするアイスクリームを発売する。「ライム発酵のカカオ」は生産者の課題解決や持続的なカカオ生産をめざした活動の一環で誕生した商品である。


カレーとバウムクーヘンだけじゃない! 新たな定番商品の育成に本腰
良品計画は、食を通じた「豊かな生活の提案」というテーマのもと、従来の定番商品からの脱却も意識している。これまで「無印良品の食品」といえば、ベストセラー「レトルトカレー」や、焼きムラや形の凸凹を生かした「不揃いバウム」が定番だった。
しかし現在では、こうした商品に加え、冷凍食品や即席麺、チョコレートなど、新たな商品群も支持を集めている。良品計画取締役上席執行役員の高橋広隆氏は、「どうすればより便利に、日々の暮らしで使ってもらえるかを常に考えて商品開発に取り組んでいる。“無印良品といえばコレ”という定番品をもっと増やし、多様な商品から想起してもらえるようになりたい」と意気込んだ。






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