キリン・ザ・ストロング「麒麟特製ストロング」として4月7日より新登場!=連載:深掘りすれば見えてくる「チューハイ編」

室作幸江(ライター)
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うまさを期待させる品質感のあるパッケージに

 「麒麟特製ストロング」という名が示すように、キリンビールがこだわってつくったサワーであることを表現しようと、パッケージは大きく変わる。ひと目で「うまさ」を期待させる、品質感のあるデザインとなった。

 缶体中央にはゴールドのエンブレムを描き、その中にはおいしさと品質感の証である聖獣を、「麒麟特製」という言葉とともに配置。キリンビールのものづくりの魂や味への自信を堂々と表現している。

 「全フレーバーにゴールドのエンブレムを付けたことで、ブランドとしての統一感が出ました。今後はエンブレムを象徴として見せていく考えです」(辻次氏)。

 また、各フレーバーの味わいについては、直感的にうまさが伝わるシズル感のある表現にこだわった。フレーバーらしさのある背景色を採用し、果実シズルとグラスシズルを印象的に配置する。さらに「追いレモン潤沢仕立て」や「ヨーグルトすっきり仕立て」など、フレーバーごとのこだわりを商品名の下に配し、うまさを訴求している。

 発売に先駆けて事前調査をしたところ、ストロングRTDユーザーのボリュームゾーンである40~50代の男性はもちろんのこと、これまであまりストロングRTDを飲んでいなかった女性や若年層などからも高い購入意向を獲得。「こんなにおいしそうで、品質感のあるパッケージなら手に取ってみたい」という回答が多く寄せられた。

 「圧倒的なうまさと品質感がパッケージから伝わり、今までのストロングカテゴリーにはない価値として商品選択につながっています」(辻次氏)。

 新しく生まれ変わったことを大々的にアピールするために、コミュニケーションにも力を入れていく。TVCMはもちろん、ありとあらゆる接点でお客にトライアルしてもらえるように仕掛けていく考えだ。

 「ターゲットはお酒が好きなすべてのお客さま。そのなかでも、ストロングRTD好きのお客さまはもちろん、そうでないお客さまにも手にとっていただき麒麟特製だからできたおいしさで、カテゴリーの魅力を伝えていきたいと思います」(辻次氏)。

 4月7日、「麒麟特製ストロング」がいよいよ登場する。

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