パスタ&パスタソース市場、内食生活の定着により、22年も需要の高止まりが続く
パスタソースはあえるタイプが依然好調をキープ
粉末・ペーストのパスタソースの期間通算の金額PIは、1036円で対前年同期比2.2%増。レトルトソースの期間通算の金額PIは1674円で同0.9%増となった。パスタソースもスパゲティ同様の動きをみせており、8~9月は前年を上回って推移しているが、その後微減状態が続き、直近の6~7月は回復基調にある。
パスタソースの中でも簡便ニーズに対応した「あえるタイプ」が市場を牽引。在宅勤務などの時間をかけられない昼食などに、早ゆでスパゲティとあえるパスタソースを活用するケースが増えているようだ。ミートソースやカルボナーラの定番のほか、和風などラインアップも広がっている。
また、材料を炒めて茹でたパスタにからめるだけのキユーピー「キユーピー3分クッキング パスタを手作りオイルソース」シリーズなど、ひと手間加えて料理をアレンジできる商品も好調だ。
コロナ禍で「ちょっと贅沢気分を味わいたい」という付加価値商品を求める人がいる一方で、昨今の食料品などの価格高騰により、今後は節約ニーズが加わっていくことが予想される。今後ますます多様化するニーズに対応した商品を提案する必要がありそうだ。