ウォルマートをも打ち負かす! アメリカ最強スーパーを形づくる4つの条件とは
特徴❶
非上場のファミリー経営または社員持株会社
非上場のメリットについてはここで書くまでもなく、専門書を参照していただきたいが、アメリカのSM業界ではこのセオリーはほぼ100%適合している。依然として創業家が経営している企業としてはH-E-Bとウェグマンズが代表的で、パブリックスは創業家が一線を退いているが、創業したジョージ・ジェンキンスの言葉や写真を今も引用するなど、創業家カラーの濃い企業である。
一方のクローガーやアルバートソンズは度重なる買収で大きくなってきた企業で、オリジナル企業や創業者のカラーは皆無だ。
また社員持株会社のメリットもいうまでもないことだろう。自分の会社だという意識が社員に強いのでモチベーションの維持に大きく寄与している。
特徴❷
社員を大切にする社風
“称賛される企業”や“女性が働きやすい企業”といった定性データをもとにしたランキングの常連なのがパブリックスやウェグマンズである。

ランキングの資料としてウェグマンズの社員アンケートのサンプルが掲載されていたのだが、「入社したときはあらゆる人から歓迎された、どの部署でも上司は私を理解しようと努めてくれた、ワークライフバランスを重視してくれた」というコメントが印象に残っている。

売上高を伸ばすという企業成長よりも、社員を大切にすることのほうがプライオリティが高いのだろうと思っている。売上高成長はその結果であるという考え方である。そのため新規出店のスピードが遅い企業が多い。上場していないので売上高の伸びを気にする必要はない。
これも高いモチベーションの源泉となっていることはいうまでもない。
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