ウォルマート、サブスク会員向けに処方薬の割引特典、最大85%引き

ダイヤモンド・リテイルメディア 流通マーケティング局
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米ウォルマートの店内薬局
日常的に処方薬を服用している人にとっては、メリットの大きい特典となりそうだ

 米ウォルマートは6月7日、サブスクリプション(定額課金)サービス「ウォルマート+(プラス)」の会員を対象に、処方薬の割引特典を提供すると発表した。ウォルマートの店内薬局で処方薬を購入する場合、一部の処方薬が無料となるほか、その他数千種類の処方薬が最大85%引き、平均65%引きで購入できる。

 ウォルマートプラスは2020年9月にスタートした新たな会員プログラムで、年会費98ドル、または月会費12.95ドルを支払って会員になる。会員は、送料無料でウォルマートのEC(インターネット通販)の宅配サービスを何度でも利用できるのが最大の特徴。従来は35ドルだった最低注文金額を撤廃したので、1ドルの注文でも送料はかからない。

 一方、そのほかの特典は、ウォルマートの店舗に併設されるガソリンスタンドでの給油割引、「モバイルスキャン&ゴー」アプリを使ったセルフ決済に限られ、アマゾン・ドット・コムの「アマゾンプライム」会員に比べて、特典内容が乏しかった。

 生活習慣病やアレルギー、精神疾患などで日常的に処方薬を服用している人にとっては、処方薬の割引はメリットの大きい特典となりそうだ。

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