[4日 ロイター] – 欧州連合(EU)統計局が発表した1月のユーロ圏の小売売上高は前月比5.9%減、前年比6.4%減で、予想を大幅に下回る水準だった。新型コロナウイルス対策のロックダウン(都市封鎖)や、冬の販売低迷が響いた。
リフィニティブがまとめた市場予想の平均は、前月比が1.1%減、前年比が1.2%減だった。
食品・飲料・たばこの販売は前月比1.1%増加したが、自動車燃料を除く非食品は12.0%減。オンライン販売は7.1%増だった。
国別にみると、減少が大きかったのはオーストリア、アイルランド、スロバキアで、いずれも10%超の減少だった。
同時に発表された1月のユーロ圏失業率(季節調整済み)は8.1%で12月から変わらず。12月は8.3%から修正された。
ユーロ圏全体の失業者数は8000人増の1328万人。
前年同月の失業率は7.4%だった。失業率は一時帰休措置により大幅には上昇していない。