米コストコ、9〜11月期の既存店売上高は15.4%増、EC売上高は86%の伸び
米会員制倉庫店最大手のコストコ・ホールセールが発表した2021年度第1四半期(9〜11月)の既存店売上高は前年同期比15.4%増だった。新型コロナウイルスの感染拡大による外出自粛が各国で長引く中、食品や日用品のまとめ買い需要が、同社の売上げを押し上げている。
20年度第4四半期(6〜8月)の既存店売上高は11.4%増だったが、伸び率が一段と高まった。地域別では米国が14.6%増、カナダが16.2%増、その他海外が18.7%増だった。
EC(インターネット通販)売上高は86.4%増で、6〜8月期の90.6%増に比べてやや失速した。CFO(最高財務責任者)のリチャード・ギャランティ氏によると、食品・日用雑貨に限ればEC売上高は300%近い伸びだったという。
第1四半期の売上高は16.9%増の423億ドル(約4兆4000億円)、会費収入を含む営業収益は16.7%増の432億ドルだった。また、営業利益は34.8%増の14億ドル、純利益は38.2%増の11億ドルとなった。
同社は米国とカナダ、英国、メキシコ、日本など12カ国・地域で803店舗を展開している。