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カルフール、音声でECの注文が可能に、「グーグルアシスタント」と連携

カルフールとグーグルアシスタントのロゴ
カルフールとグーグルはグロサリーECの分野で2018年6月に提携した

 フランス小売業大手のカルフールは、グーグルの音声アシスタント機能「グーグルアシスタント」を使って、スマートフォン(スマホ)やスマートスピーカーに話しかけるだけで、EC(インターネット通販)の商品を注文できるサービスを始めた。

 サービスはフランス国内で6月16日にスタートさせた。カルフールによれば、グーグルアシスタントと自社のECサイトを連携させた小売業は、同社が世界で初めて。「OK、グーグル、グロサリー(食品・日用雑貨)の買い物がしたい」と呼びかけると、グーグルアシスタントが起動し、カルフールのECサイトと自動で連携する。

 「チーズ」「バター」といった一般名詞の他、ブランド名、製品名などの固有名詞もグーグルアシスタントが認識する。利用者は欲しい商品をショッピングカートに追加していく。家族などと買い物リストを共有し、共有した相手が自分の欲しい商品を追加することもできる。グーグルアシスタントは購買履歴から利用者の好みを学習し、商品を推奨するようになる。

 商品を選び終わると、カルフールのECサイトに自動的に移動する。車に乗ったまま店舗の駐車場で受け取る「ドライブ」か、または宅配か商品の受け取り方法と受け取り時間帯を選択し、支払い方法を選べば買い物が終了する。

 カルフールは2018年6月、グロサリーECの分野でグーグルと提携。当初は19年の早い時期にグーグルアシスタントで同社のECを利用できるようにする計画だったが、予定より遅れてのサービス開始となった。