ウォルマート、処方薬管理アプリなどの技術資産を買収、スタートアップから

ダイヤモンド・リテイルメディア 流通マーケティング局
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ウォルマートの処方薬管理アプリ
個人や家族の薬歴、病歴などをアプリで一元管理できる

 米ウォルマートは6月15日、ヘルスケア関連テクノロジーのスタートアップ企業、米ケアゾーン(ワシントン州シアトル)が持つ処方薬管理アプリなどの技術資産を買収したと発表した。

 買収対象にはケアゾーンが開発したスマートフォンアプリや処方薬管理システム、技術特許、アプリ開発の技術陣を含む。ウォルマートの処方薬販売システムと連携させることで、デジタル技術によるヘルスケアソリューションを強化する。

 ケアゾーンが開発したアプリでは、個人や家族の薬歴、病歴などを一元管理できる。処方薬容器のバーコードや医療保険カードをアプリで読み取ることで、薬歴を簡単に登録できる。

 ウォルマートはジョージア州にあるスーパーセンター2店舗に、直営診療所「ウォルマート・ヘルス」を併設するなど、低価格のヘルスケアサービスの提供に力を入れている。ウォルマート・ヘルスには医師や歯科医、診療看護師(ナース・プラクティショナー)、医療技師などが常駐し、初期診療や臨床検査、レントゲン撮影、歯科治療、眼科治療などのサービスを提供している。

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