[ロンドン 28日 ロイター] – 英産業連盟(CBI)が28日発表した調査によると、1月の小売売上高指数はゼロと12月から横ばいだった。個人消費が引き続き低調であることが示された。
調査は小売業者51社を対象に昨年12月16日から1月14日にかけて実施。CBIの副チーフエコノミスト、アンナ・リーチ氏は「クリスマス時期の低迷が新年まで続いた。すぐに改善するという見込みは乏しい」と述べた。
EYアイテム・クラブのエコノミスト、ハワード・アーチャー氏は「1月の小売売上高は引き続き精彩を欠いた内容で、総選挙の結果が個人消費の押し上げにつながらなかったことを示唆している」と指摘した
今週30日には英中銀の金融政策委員会を予定。ロイターがまとめたエコンミスト予想は6対3で金利据え置きが見込まれている。
JPモルガンのエコノミスト、アラン・モンクス氏は「中銀メンバーの大半はおそらく現時点で金融政策に対する判断を行っているだろうが、今回の調査結果はハト派的とみられ、利下げへの同意につながる」と語った。