テスラとの米電池工場の拡張投資、需要見極め検討=パナソニック
[11日 ロイター] – パナソニックは、テスラと共同運営する米電池工場「ギガファクトリー」で拡張投資を凍結するとの日本経済新聞報道を受け、拡張投資は「テスラと連携しながら需要を見極め検討していく」とのコメントを発表した。
日経新聞は、米ネバダ州にある「ギガファクトリー1」の投資が凍結されると報道。同工場では2017年1月からテスラ初の普及価格帯の小型セダン「モデル3」向け電池をつくっている。
パナソニックは「需要拡大に合わせ、同工場の生産能力は2019年3月末まで35ギガワット時に到達した」とした上で、追加投資については「テスラと連携しながら需要を見極め検討していく」と述べた。
テスラは「必要に応じてギガファクトリー1への新規投資を継続していく」としつつ「既存の生産施設を改善することで当初の見立てよりも大幅に生産を伸ばす余地はある」と指摘した。
テスラのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)は昨年11月、上海工場ですべての電池モジュールを生産する予定だとし、同工場への電池の供給元を多様化させる計画を表明した。
日経新聞は、パナソニックが上海新工場への投資を見送る方針とも伝えた。
パナソニックは、テスラの上海工場に関するあらゆる可能性を検討すると説明している。