[クアラルンプール 10日 ロイター] – 医療用ゴム手袋世界最大手、マレーシアのトップ・グローブが10日発表した第1・四半期(9─11月)決算は大幅な減益となった。需要が減少する中、競争が激しくなり、当面は厳しい環境が続くと予想した。
医療用装備品は、新型コロナウイルスの流行開始とともに恩恵を享受した業種の一つだが、トップ・グローブは、従業員に強制労働させていると指摘され、米政府が9月まで1年間、同社製品の輸入を禁止していた。
9─11月の純利益は前年比92%減の1億8570万リンギ(4404万ドル)、売上高は67%減の15億8000万リンギ。
平均販売価格は下落。顧客はさらなる値下がりを予想し、調達に慎重になっているという。
ただ今後数四半期に米国への輸出が徐々に再開し、販売が回復するとみている。