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7月ショッピングセンター売上高は前年比1.1%増=日本SC協会

千葉のショッピングセンター
日本ショッピングセンター(SC)協会が25日発表した7月のSC既存店売上高は前年比1.1%増となった。写真は千葉で昨年5月撮影(2021年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)

[東京 25日 ロイター] – 日本ショッピングセンター(SC)協会が25日発表した7月のSC既存店売上高は前年比1.1%増となった。7月は、感染力の強いインド型変異ウイルス「デルタ株」の感染急増で、売り上げが期待される夏のセールが盛り上がらなかった。

緊急事態宣言は東京都と沖縄県だけだったものの、全体の売上高は前年を辛うじて上回るにとどまった。

業種別にみると、ファッションは、気温が高めで夏物に動きが見られた一方、セールが盛り上がらず、不振という声が多かった。

一方、前年に密回避のために落ち込んだシネマやアミューズメントへの客足の戻りが見られ、好調という声が聞かれた。マスク着用や距離の確保、換気といった感染防止策の徹底に加え、会話がないことへの消費者の理解が深まっていると協会ではみている。