「ザラ」のインディテックス、5─7月は黒字転換 店舗販売が上向く

ロイター
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ザラのロゴ
「ザラ」などのブランドを傘下に擁するスペインのアパレル大手インディテックスは、第2・四半期の業績が黒字に転換したことを明らかにした。写真はザラのロゴ。2019年7月、チリのビニャ・デル・マールで撮影(2020年 ロイター/Rodrigo Garrido)

[マドリード 16日 ロイター] – 「ザラ」などのブランドを傘下に擁するスペインのアパレル大手インディテックスは、第2・四半期(5-7月)の業績が黒字に転換したことを明らかにした。

ただ、新型コロナウイルスの流行を背景に都市部の店舗で客足が鈍り、売上高は31%減少した。同社は「マッシモ・ドゥッティ」「ベルシュカ」などのブランドも傘下に収めている。

同社は、店舗の98%が営業を再開し、緩やかに正常化に近づいていると表明。オンライン販売が急増しているほか、店舗の販売も上向いているという。

8月1日ー9月6日の店舗・オンライン販売は、為替変動の影響を除くベースで改善傾向が見られた。ただ、前年同期の水準は依然として11%下回った。

第2・四半期の純利益は2億1400万ユーロ(2億5300万ドル)。リフィニティブのスマートエスティメートの予想は9600万ユーロだった。上期のオンライン販売は74%増加した。

16日午前のインディテックスの株価は5%上昇。スウェーデンの同業H&Mも、四半期決算の利益が予想を上回った。

JPモルガンの推計によると、大陸欧州の7月の衣料販売は平均で15%減と、5月の42%減から減少ペースが鈍化している。

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