[東京 24日 ロイター] – 日本ショッピングセンター(SC)協会が24日発表した2月のSC既存店売上高は前年比3.3%減となった。新型コロナウイルスの影響で外出自粛が広がり、来客数の減少につながった。
立地別にみると、中心地域は3.6%減。百貨店がキーテナントとなっているSCでインバウンド売り上げが落ち込んだ。周辺地域も3.2%減。ただ、周辺地域のSCでは地域住民向けに生活必需品を販売するスーパーがキーテナントになっているSCが多く、キーテナントに限ると0.2%増と前年を上回った。
地域別では、新型コロナウイルスの感染が広がった北海道で外出自粛や訪日外国人の減少から14.3%減と大幅に減少した。一方、東北では0.9%増。前年のリニューアル効果が続くSCがけん引役となった。
業種別では、新型コロナウイルスの影響からマスク、消毒液、トイレットペーパーなどの医薬品・日用雑貨や、食品の売り上げが伸びた。一方で、外出を自粛する人が増えたため、飲食・シネマ・マッサージ・エステなどのサービスは不振だった。