カジュアル衣料ブランドを展開するアダストリアは12月27日、2020年2月期の連結業績予想を上方修正した。営業利益は従来予想を20億円上回り、前期比66.9%増の120億円になりそうだ。
商品ラインナップの見直しなどにより「グローバルワーク」や「ローリーズファーム」など前期に苦戦した基幹ブランドの売り上げが回復しているほか、「ニコアンド」など他のブランドも総じて好調に推移していることが要因。
値引き販売の抑制などで通期の売上高は0.2%増の2230億円と従来予想を20億円下回りそうだが、粗利益率が改善しており、大幅な増益を確保する。
同日発表した19年3〜11月期の連結業績は、売上高が前年同期比1.2%増の1642億円、営業利益は2.1倍の119億円だった。