[上海 15日 ロイター] – 中国電子商取引大手アリババ・グループ・ホールディングの第4・四半期(1─3月)決算は、売上高が51%増加して市場予想を上回った。中核のeコマース(電子商取引)やクラウド・コンピューティング事業が好調だった。
売上高は935億元(135億9000万ドル)と、リフィニティブのまとめたアナリスト予想の915億8000元を上回った。
中核事業の売上高は39%増加。しかし、伸びは数年前から鈍化している。
クラウド・コンピューティング事業は76%増収。アリババの売上高全体に占める比率は8%と、なお比較的小規模ではあるものの、IDCのデータによると、クラウドサービスプロバイダーとしては、米マイクロソフト、アマゾン・ドット・コムに次いで世界3位。中国国内では市場シェアの40%を握る。
普通株主帰属の純利益は258億3000万元。前年同期の75億6000万元から増加した。
来年度(2020年3月まで)の売上高は前年比33%増加し、5000億元を超えると予想した。