売上アップを左右する!チェーンストア衣料品の「お、値打ち」を高める方法
チェーンストアの衣料品は専門店やブランドショップの衣料品に比べると値段相応な安っぽさを否めないが、必ずしも品質が劣るわけではない。品質は負けていないのに、時代のトレンドや顧客の嗜好とすれ違ったり、陳列やディスプレイが無配慮に粗雑だったりして損をしている。もう少し顧客に寄り添ってすれ違いを解消し、見せ方を工夫して「見栄え」を良くすれば、売れ行きも違ってくるのではないか。大苦戦が続く総合スーパー(GMS)などのチェーンストア衣料品を改革する手法を、小島健輔氏が徹底解説する。

チェーンストア衣料品は「安物」か「割高」か
チェーンストア衣料品の多くは生活圏の日常消費に応えるべく手頃
もちろん、
「大衆価格」(Popular Price)
なぜなら“
GMS衣料品の仕入れ掛け率は小売価格の48%程度だが、「
GMS衣料品と「しまむら」で仕入れ掛け率が違うのは、
GMS衣料品の平均的な粗利益率が38%前後だから値引きロス率
前回の『“両極端”のユニクロとしまむら チェーンストア衣料品はどちらに学ぶべきか?』
消費者の目に映る「見栄え」とVMD
製品としての品質はもとより、売場で消費者の目に映る
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チェーンストアが「お値打ち価格」と「安定供給」を両立する方法とは
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