米国の成功フォーマットから学ぶ

桜井 多恵子(チェーンストア経営システムコンサルタント)
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総合フォーマットが強い

 米国のチェーンストアは8~10年単位で定期的にフォーマットの再構築を実践してきた。その長期的な転換策が成功した企業が今、大手に上り詰めている。

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米国のチェーンストアは8~10年単位で定期的にフォーマットの再構築を実践してきた。その長期的な転換策が成功した企業が今、大手に上り詰めている。(i-stock/TrongNguyen)

 年商上位30社をフォーマットの種類ごとに分類したを見てみよう。フォーマットごとで寡占化が進行したことにより、その種類はかつてより増えている。

 2000年は上位30位までにスーパーマーケット(SM)のチェーンが6社ランクインしていた。さらにその10年前の1990年はウォルマート(Walmart)がスーパーセンター(SuC)を始めていなかったから11社もランクインしていたのだ。食品フォーマットは高来店頻度のため、売上高規模も高いのだ。

 ところが今日では食品の扱い方が変わっている。表の第2グループの食品専門フォーマット、つまりSMは、3社に激減しているのである。

 原因は第1グループの「非食品と食品の総合フォーマット」の

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