食品スーパー大手のユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングス(U.S.M.H)は11月20日、スマートフォン(スマホ)アプリで注文した商品を従業員と対面接触することなく受け取ることができるサービスを始めると発表した。
商品受取用の無人ルームを店内に設置する。利用者はスマホアプリで扉のQRコードを読み取って鍵を開ける。入室した後、保管場所のQRコードを読み取って商品を引き取る。U.S.M.Hの食品宅配アプリ「Online Delivery Ignica」(「U.S.M.Hオンラインデリバリー」から改称)とPhotosynth(フォトシンス、東京都港区)の「Akerun入退室管理システム」を連携させることで、この受取システムを構築した。
11月16日にU.S.M.H傘下のマックスバリュ関東が運営する「マックスバリュおゆみ野店」(千葉市)で非接触受取システムを含む食品宅配サービスを開始、12月上旬からカスミが運営する「フードスクエアカスミ柏千代田店」(千葉県柏市)と「カスミ鹿嶋スタジアム店」(茨城県鹿嶋市)でも同サービスを始める。
U.S.M.Hでは今後、食品宅配サービス導入店舗の拡大にあわせて、無人ルームを使った店頭受取サービスの対応店舗を増やしていく。