店舗レポート 日本初上陸のb8ta(ベータ) 体験してわかった!お客と出品者に魅力的な理由
大宮 弓絵 (ダイヤモンド・チェーンストア 副編集長)
商品ごとのコンセプトを
伝える売場づくり
「ベータ」で注目したいのが、単に店頭に商品を並べるのではなく、各メーカーが伝えたい、商品やブランドのコンセプトまで伝わる店づくりに力を注いでいる点だ。
まず、区画ごとにタブレット端末を設置し、動画や画像を通じて、各メーカーの商品やブランドのコンセプトを訴求する。それぞれの“世界観”を邪魔しないように店舗デザインは非常にシンプルなものとしている。
また、有楽町店と新宿店ともに「エクスペリエンス ルーム」というコーナーも設置。出品ブランドのイメージを体現した半個室の区画のことで、そのブランドの“世界観”に入り込んだような感覚で、商品を体験できるようにしている。
記事執筆者
大宮 弓絵 / ダイヤモンド・チェーンストア 副編集長
1986年生まれ。福井県芦原温泉出身。同志社女子大学卒業後、東海地方のケーブルテレビ局でキャスターとして勤務。その後、『ダイヤモンド・チェーンストア』の編集記者に転身。
最近の担当特集は、コンビニ、生協・食品EC、物流など。ウェビナーや業界イベントの司会、コーディネーターも務める。2022年より食品小売業界の優れたサステナビリティ施策を表彰する「サステナブル・リテイリング表彰」を立ち上げるなど、情報を通じて業界の活性化に貢献することをめざす。グロービス経営大学院 経営学修士