イオン九州(福岡市)は4月10日、9月1日付けでマックスバリュ(MV)九州(同)とイオンストア九州(同)を吸収合併すると発表した。3社は2018年10月に持ち株会社方式で経営統合すると発表していたが、イオン九州を存続会社とする合併方式に切り替え、早期に統合効果を高める。
イオン九州は総合スーパーとホームセンター、MV九州は食品スーパーを中心に事業展開している。また、イオンストア九州は旧ダイエー店舗の資産を管理している。3社は本社を一本化するなどして、経営効率を高める。
20年2月期の業績は、イオン九州が売上高2054億円、営業利益6億円。MV九州が売上高1826億円、営業利益24億円。イオンストア九州が売上高460億円、営業損益は12億円の赤字だった。
両社を吸収合併した後のイオン九州の21年2月期の業績予想は、新型コロナウイルス感染拡大の影響が読めないため、公表を延期。合理的な予想が可能となった時点で公表するとしている。
なお、合併に伴いMV九州は8月28日付けで上場廃止となる予定だ。