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ライフ、新型コロナウイルス感染拡大への対応で営業時間短縮とチラシ自粛へ

ライフコーポレーション(大阪府/岩崎高治社長)は2月29日、新型コロナウィルス感染拡大への対応について発表した(同社は29日9時に本件に関する第1報を公開したのち、同日19時に「閉店時間の変更」についても発表。19時に発表された第2報については、本文で赤字で記載した、29日20時に更新)

ライフコーポレーションでは新型コロナウイルスに伴う営業方針をいち早く出した

 まず、学校の休校等に伴う店舗人員状況を鑑みて、営業時間を以下の通り短縮する。

 ①変更期間
  2020年3月2日(月)~3月31日(火)

 ②変更内容
  ・全店の開店時間を10時に変更
   (店舗の状況によりさらに変更になる場合あり)
  ・閉店時間の変更
   全店の約3割の店舗で閉店時間を概ね1時間~2時間前倒しする。
  (全275店舗中86店舗で閉店時間を前倒し)
   各店ごとの営業時間一覧
(ライフHPで公開のPDFファイルが開きます)
 

 次に、「商品の安定供給」と売場の「混雑緩和」を目的に、一定期間チラシ広告を自粛する。

 ①変更期間
  3月4日(水)~3月10日(火)
  (3月11日<水曜日>以降については状況を見て判断する)

 

 ライフコーポレーションが今回このような対応を行うのはお客、従業員の安全と安心を第一優先し、そのうえで、スーパーマーケットとしてライフラインを支える使命を果たすために可能な限りの営業を継続するためだ。

 すでに一部地域では、コロナウイルス流行の影響で中国から原材料を輸入できなくなってトイレットペーパーが不足するとするインターネットのデマを信じた人々がスーパーマーケットに殺到する事態が起こっている。できるだけ営業を継続することは小売業の使命であると同時に、消費者の安心感にも繋がるだけに、他の小売業でも今回のライフコーポレーションと同様の措置を決めることが予想される。