注目のキーワード
  • x
  • facebook
  • rss

週刊コンビニエンスストアニュース 米の奥深さが伝わるローソンの「日本おこめぐり」

ダイヤモンド・チェーンストア編集部 (株式会社ダイヤモンド・リテイルメディア)
Pocket

主要チェーンの1月営業概況
ファミリーマートとローソンが既存店好調

 1月は、ファミリーマートとローソンがともに既存店売上高前年同月比3.8%増と伸長し、好調に推移した。ポプラは同4.2%増、スリーエフも同3.6%増と高い伸びを達成。ミニストップは積極的なプロモーションで客数が同1.4%増となり、既存店売上高は同1.9%増と伸長した。発表のあったチェーンの営業概況は以下のとおり。

<ファミリーマート>

 カード・チケットを除いた既存店売上高は同3.2%増となり、41カ月連続で前年超えを達成。既存店前年比は主要3指標(売上高・客数・客単価)とも前年を超えて好調に推移した。中食では、おむすびやフライヤーを中心に好調。「ファミマのいちご狩り」キャンペーン、有名居酒屋店とのコラボ商品の発売など、各種施策が奏功し、前年実績超えが継続。中食以外では、日用品やプライベートブランド(PB)衣料「コンビニエンスウェア」の販売が好調だったことに加え、「福袋」販売が後押しした。

<ローソン>

 チケット・ギフトカードなどを除く既存店売上高は同3.7%増。米飯は、金しゃりおにぎりシリーズ、「これが弁当」シリーズなどの販売が好調だった。デリカでは、気温低下に伴うニーズを受けて、新商品の「8種具材のポトフ」や「クラムチャウダー」を中心に、スープ各種がよく動いた。カウンターファストフードは、からあげクンとマチカフェの販売が好調だった。

<ミニストップ>

 CVS商品の既存店売上高は同1.9%増、店内加工ファストフード商品は同2.0%増となった。消費者の生活コストが上昇するなか、お値打ち商品の提案を進め、客数・客単価とも前年同月をクリアした。

<ポプラ>

 既存店売上高は34カ月連続で前年超えを達成。オリジナルのポプ弁、出来立てポプ弁や店炊きご飯が大きく売上高を伸ばした。そのほか、ミネラルウォーターやホット飲料は前年に値上げが実施されたものの、数量ベースで前年を超え、飲料全体の売上高を押し上げた。昨年からのインフルエンザなどの流行で、マスクなどの衛生雑貨やのど飴も好調。「ローソン+ポプラ」のダブル看板店舗の売上高は引き続き好調に推移した。

<CVSチェーンの1月度営業概況>

 

全店売上高

既存店

売上高

客数

客単価

セブン-イレブン

1.8

0.9

1.0

0.1

ファミリーマート

2.4

3.8

0.9

2.9

ローソン

5.6

3.8

1.0

2.8

ミニストップ

1.5

1.9

1.4

0.5

スリーエフ

3.0

3.6

0.6

3.0

ポプラ

4.7

4.2

1.7

2.5

(対前年同月増減率)

0
1 2 3

記事執筆者

ダイヤモンド・チェーンストア編集部 / 株式会社ダイヤモンド・リテイルメディア

ダイヤモンド・チェーンストア編集部は、業界をリードする提案型編集方針を掲げ、小売業の未来を読者と共に創造します。私たちは単なるニュース伝達に留まらず、革新的なビジネスモデルやトレンドを積極的に取り上げ、業界全体に先駆けて解説することを使命としています。毎号、経営のトップランナーへの深掘りインタビューを通じて、その思考や戦略を読者に紹介します。新しくオープンする店舗やリニューアルされた店舗の最新情報を、速報性と詳細な分析で提供し、読者が他では得られない洞察を手に入れられるよう努めています。私たちの鋭い市場分析と、現場の細部にわたる観察を通じて、注目すべき店舗運営の秘訣を明らかにします。

ダイヤモンド・チェーンストア編集部紹介サイトへ

関連記事ランキング

関連キーワードの記事を探す

© 2025 by Diamond Retail Media

興味のあるジャンルや業態を選択いただければ
DCSオンライントップページにおすすめの記事が表示されます。

ジャンル
業態