週刊コンビニエンスストアニュース 米の奥深さが伝わるローソンの「日本おこめぐり」
主要チェーンの1月営業概況
ファミリーマートとローソンが既存店好調
1月は、ファミリーマートとローソンがともに既存店売上高前年同月比3.8%増と伸長し、好調に推移した。ポプラは同4.2%増、スリーエフも同3.6%増と高い伸びを達成。ミニストップは積極的なプロモーションで客数が同1.4%増となり、既存店売上高は同1.9%増と伸長した。発表のあったチェーンの営業概況は以下のとおり。
<ファミリーマート>
カード・チケットを除いた既存店売上高は同3.2%増となり、41カ月連続で前年超えを達成。既存店前年比は主要3指標(売上高・客数・客単価)とも前年を超えて好調に推移した。中食では、おむすびやフライヤーを中心に好調。「ファミマのいちご狩り」キャンペーン、有名居酒屋店とのコラボ商品の発売など、各種施策が奏功し、前年実績超えが継続。中食以外では、日用品やプライベートブランド(PB)衣料「コンビニエンスウェア」の販売が好調だったことに加え、「福袋」販売が後押しした。
<ローソン>
チケット・ギフトカードなどを除く既存店売上高は同3.7%増。米飯は、金しゃりおにぎりシリーズ、「これが弁当」シリーズなどの販売が好調だった。デリカでは、気温低下に伴うニーズを受けて、新商品の「8種具材のポトフ」や「クラムチャウダー」を中心に、スープ各種がよく動いた。カウンターファストフードは、からあげクンとマチカフェの販売が好調だった。
<ミニストップ>
CVS商品の既存店売上高は同1.9%増、店内加工ファストフード商品は同2.0%増となった。消費者の生活コストが上昇するなか、お値打ち商品の提案を進め、客数・客単価とも前年同月をクリアした。
<ポプラ>
既存店売上高は34カ月連続で前年超えを達成。オリジナルのポプ弁、出来立てポプ弁や店炊きご飯が大きく売上高を伸ばした。そのほか、ミネラルウォーターやホット飲料は前年に値上げが実施されたものの、数量ベースで前年を超え、飲料全体の売上高を押し上げた。昨年からのインフルエンザなどの流行で、マスクなどの衛生雑貨やのど飴も好調。「ローソン+ポプラ」のダブル看板店舗の売上高は引き続き好調に推移した。
<CVSチェーンの1月度営業概況>
(対前年同月増減率) |